「発酵食品」というと、みなさんはどんな食品を思い浮かべるでしょうか。パン、お酒、ヨーグルト、味噌、醤油、納豆など、さまざまな美味しい発酵食品が、私たちの食生活を豊かにしてくれています。
発酵食品とは、肉眼では見えない小さな微生物が食物に作用し、人間にとって有益な栄養や風味が生み出された食品のことです。
日本の「和食」には、上述の味噌、醤油、納豆のほかに、みりんや鰹節、お酢など、発酵食品が多く用いられています。日本は、「発酵大国」とも言われており、温暖で湿度の高い気候のため、微生物が生育しやすい環境になっています。
食と栄養コースの竹内研究室では、長年、発酵食品に利用される微生物の一種である酵母を用いて研究をしてきましたが、今年度から、新たに「天然酵母プロジェクト」*)をスタートしました。
大妻女子大学の校舎は都心にあり、校舎5階のテラスに、大妻ハーブ園があります。「天然酵母プロジェクト」では、大妻ハーブ園から天然酵母を採集し、それらを食品(パンやワインなど)に利用することを試みる予定です。
もしもうまくいけば、大妻ブランドの食品開発につながると嬉しいな、とワクワクしています。
まだスタートしたばかりで、これから困難なこともたくさんあると思いますが、地道に進めていけたらと考えています。下に、ハーブ園で咲いた花の写真を載せました。こうした花々からも、酵母を採集する予定です。
*)このプロジェクトは、令和8年度大妻女子大学戦略的個人研究費の研究課題として採択されました(研究課題名「大妻ハーブ園からの野生酵母の採集」、課題番号N2611)。
文責 竹内知子(食と栄養コース)
