授業紹介

授業の流れ(給食管理実習)

献立作成

栄養、嗜好、料理の組み合わせ、予算、調理時間、施設・設備などを考えて献立を作成します。

01

試作

実施で大量調理をする前に、少人数分で試作し、栄養量、食材、調理法、予算、作業内容などをより具体的に検討します。

02

実施

食材を検収したら調理を開始。衛生・安全面に注意しながら、時間に間に合うように作業を進め、配膳まで気を配ります。

03

供食

喫食者に気持ちよく食事してもらえるように食事環境を整えて、食事を適温で提供します。

04

評価

献立作成から実施までの流れを、栄養面、作業面、衛生面から評価し、次の計画に活かします。

05

食物栄養専攻の授業(一部紹介)

給食管理実習Ⅰ・Ⅱ

給食施設では、喫食者の健康の維持・増進、生活の質の向上などに寄与し、栄養面、衛生面、経済面が管理されたおいしい食事を提供します。この授業では、献立作成、大量調理、評価の過程を通して、所定の時間内に給食を提供するための知識と技術を身につけ、給食を介した食教育を実践できるよう幅広く学びます。

調理学実習Ⅰ・Ⅱ

1年次に日本料理、中国料理、西洋料理の基本実習を行い、2年次には行事食なども取り入れた応用調理を学びます。

栄養化学実験

栄養素の化学的特性を学びつつ、基礎的な実験技術を理解し習得します。また、食物成分の消化吸収に必要な酵素の活性試験や、栄養素の最終代謝産物である尿の成分検出も行い、体内の代謝について体系的に理解を深めます。

ライフステージ栄養学実習

乳児期から高齢期までのヒトの一生において、各期の特性を理解し、各ライフステージにおける望ましい「食」のあり方を学び、実習をとおして具体的に学習します。

栄養指導論実習Ⅰ

適切な栄養指導を実施するための実態把握の方法の1つとして、質問紙調査があります。この実習では、調査の計画から実施、集計、結果報告などの過程を体得します。また、様々な対象者に適した栄養指導媒体の作成方法を学びます。

栄養指導論実習Ⅱ

生活習慣病を予防し健康を維持するためには、様々な検査結果を有効に活用できることが重要です。本授業では、体脂肪や腹囲などの身体計測、血圧や尿に関する測定・検査を行い、その測定・検査値を正しく判定する方法を学びます。血液検査の諸項目の読み方も学んで、人々にバランスのとれた食事を適切に指導できる力を養います。

基礎栄養学

基礎栄養学では、五大栄養素の生理機能、水分代謝、エネルギー代謝などを学び、広範な栄養学関連領域を全体的に把握するための知識を身につけます。

食品加工学実験

食品加工貯蔵に関する知識を深めるために、農・水・畜産食品の製造に関する実験を行い、製造の原理と技術を学びます。

食品衛生学実験

化学分析や微生物学実験を通して、食の安全を守るための知識・技術を学んでいきます。

生化学

生化学は,生命現象を化学的視点から理解する学問です。基礎栄養学や栄養化学で学ぶ生体構成物質の構造と機能に加え、遺伝子発現とその制御、免疫や恒常性維持など様々な生体の調節機構について学びます。

人体構造論(含運動生理学)実験

近年問題となっている生活習慣病を予防・改善するためには、どのような生活習慣を確立し、どのように運動不足を解消し、栄養状態を改善したら良いかについて学ぶ必要があります。本授業では、運動と栄養の生理学に基づいた生理諸機能の評価方法や、作成した運動プログラムの効果判定を行うための具体的な指導方法も身に付けます。

生活環境学実験

生活の中にある「化学」について、様々な実験を行ない、身近な現象を化学の視点からとらえることを目指します。また、実験を通して、現代生活と環境との関係について学び、考えるきっかけを提供します。