食物栄養ゼミAの紹介

栄養士を目指して積極的に学ぶ姿勢を養うとともに、市場調査やグループワークなど参加型の授業形式を取り入れることで、社会に貢献できる実践力を身につけることを目標としています。
平成30年度に行ったゼミのテーマと内容を報告します。

相川ゼミ「和食」

日本の食文化を理解し、今後どう進めばよいかを考えるために、日本人が食べてきた歴史を時代ごとに調べ、栄養学的、食品学的、調理学的に考察しました。一年のいろいろな行事と食べ物 (正月、桃の節句、端午の節句、七夕、お盆、重陽の節句、七五三等)を調べ、人々の願いや込められた想いを発表してもらいました。

可野ゼミ「『食卓』からみえるもの」

現代の食卓からみえてくる文化、食行動等の課題と自身の食生活史、日常の食卓、生活を振り返り、ディスカッションをしつつ、一人一人が、興味関心のあるテーマについて調査・研究を行ないました。
今年度は「孤食の影響と改善案」「近年流行した健康食品」「チョコレートの歴史(ゴディバが人気な理由)」「食品ロス」「食物アレルギー他」「魚の生食文化」「摂食障害(スポーツをする子ども)の予防と私たちができること」、等のテーマに取り組みました。文献検索、試食、アンケート調査、意見交換をし、成果発表で学び合いをしました。

鎌田ゼミ「献立作成について」

学生の作成した献立を3~4人のグループで評価し、課題を見つけてその改善方法を検討しました。例えば、食品の切り方や加熱による変化の実験、旬の食品一覧作成、食品の価格変化の研究などを行ないました。2度目の献立作成の評価で、学生たちは一人分の量や料理の見栄えをスムーズに調えられるようになり、食品の使い方や調味割合が以前より理解できるようになったと実感したようです。また、グループでの話し合いで献立作成に必要な多くの気づきが得られたり、グループでの発表を通して人前で話すことに慣れるなど、将来に役立つ力が身についたようです。

竹内ゼミ「微生物を利用した食品や遺伝子組み換え食品について」

納豆菌、乳酸菌、麹菌、酵母菌などの発酵について調べたり実験をしたりした人、チーズやミドリムシについて調べた人など、各自の興味に沿ったテーマで発表しました。発表を聞くだけでなく、互いに質問しあったりして、活発な発表会になりました。参加学生による投票で選ばれた優秀発表者には、最後の授業で表彰を行いました。

塚越ゼミ「国民の健康づくりと栄養士の役割」

栄養士をしている卒業生の体験談をビデオ視聴し、栄養士という職業について理解を深め、人々の健康づくりへの役割を皆で考えました。栄養改善の歴史を実体験するため、近くにある昭和館で「戦中戦後の日本の生活展」を閲覧しました。そして国民健康・栄養調査より指摘されている課題の改善策を考え、保育所・学校・地域で行われている食育活動を各自で調べ、報告をしました。

富永ゼミ「お弁当について」

弁当の歴史を文献から学んだり、幕の内弁当や駅弁など市販弁当の栄養バランスを調べるなど様々な角度から調査研究をしました。学外授業では「合羽橋道具街」で、お弁当箱や箸、食品サンプルなどを見てきました。小学校等で実施されている「お弁当の日」ついて学び、弁当の食育への活用も考えました。テーマ別のお弁当作成では、園児の日常のお弁当、高齢者の敬老を祝う松花堂弁当、大切な人に作るお弁当を実際に作成し、最終的には1人1冊のレポートをまとめ、報告会を実施しました。

堀口ゼミ「食から広がる世界とは~食育の実践と考察~」

食を通じた幸福感の共有を目的として、様々な社会貢献活動を行いました。文化祭では、五感で楽しむ食育体験コーナーを設け、食の大切さを多世代の方々に伝えることができました。また、野菜や果物から抽出した色素で染色するティーマットのステンシル、香辛料やドライフラワーで仕上げるアロマワックス等、食空間を楽しむためのクラフト作りも行い、それらの癒し効果についても検討しました。

松本ゼミ「麺の食文化」

麺(うどん、そば、中華麺、スパゲッティ、エスニックヌードル)の起源、その伝播の流れや利用形態、栄養と機能性、バリエーションと嗜好性などの調査を行いました。うどん班、そば班、中華麺班、スパゲッティ班、エスニックヌードル班に分かれ、また各班で創作料理を作り、その成果をまとめて発表、レポートを作成して「麺の食文化」についての知識を深めました。