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食物栄養ゼミの紹介

栄養士を目指して積極的に学ぶ姿勢を養うとともに、市場調査やグループワークなど参加型の授業形式を取り入れることで、社会に貢献できる実践力を身につけることを目標としています。
ゼミのテーマと内容の一部について、報告します。

小野ゼミ「乳幼児の食育について」

このゼミでは、「子供の健康を『食』で支えるために、私たちができること」をテーマとして、活動をしています。昨年度は「子供向けの食育教材」として「やさいのクイズ」を、「保護者向け食育教材」として、「離乳食の進め方」と題した動画教材を作成しました。

鎌田ゼミ「献立作成について」

学生の作成した献立を2~3人のグループで評価し、課題を見つけ、課題を解決するための方法を検討して、その方法を実践しました。例えば、食品の切り方や加熱による変化の実験、旬の食品一覧作成、食品の価格変化の研究などを行ないました。その後に行なった献立作成では、一人分の料理の分量や味をスムーズに調えられるようになり、食品の使い方や調味割合が以前より理解できるようになったと実感したようです。ゼミのグループでの話し合いを通じて献立作成の大切なポイントに気づけるようになり、また、グループ間での発表を通じて人前で話すことに慣れるなど、将来に役立つ力が身についたようです。

竹内ゼミ「微生物を利用した食品や遺伝子組み換え食品について」

納豆菌、乳酸菌、麹菌、酵母菌などの発酵について調べたり実験をしたりした人、チーズやミドリムシについて調べた人など、各自の興味に沿ったテーマで発表しました。発表を聞くだけでなく、互いに質問しあったりして、活発な発表会になりました。参加学生による投票で選ばれた優秀発表者には、最後の授業で表彰を行いました。

塚越ゼミ「国民の健康づくりと栄養士の役割」

栄養士をしている卒業生の体験談をビデオ視聴し、栄養士という職業について理解を深め、人々の健康づくりへの役割を皆で考えました。栄養改善の歴史を実体験するため、近くにある昭和館で「戦中戦後の日本の生活展」を閲覧しました。そして国民健康・栄養調査より指摘されている課題の改善策を考え、保育所・学校・地域で行われている食育活動を各自で調べ、報告をしました。

富永ゼミ「お弁当について」

弁当の歴史を文献から学んだり、幕の内弁当や駅弁など市販弁当の栄養バランスを調べるなど様々な角度から調査研究をしました。学外授業では「合羽橋道具街」で、お弁当箱や箸、食品サンプルなどを見てきました。小学校等で実施されている「お弁当の日」ついて学び、弁当の食育への活用も考えました。テーマ別のお弁当作成では、園児の日常のお弁当、高齢者の敬老を祝う松花堂弁当、大切な人に作るお弁当を実際に作成し、最終的には1人1冊のレポートをまとめ、報告会を実施しました。

堀口ゼミ「食から広がる世界とは~食育の実践と考察~」

食を通じた幸福感の共有を目的として、様々な社会貢献活動を行いました。文化祭では、五感で楽しむ食育体験コーナーを設け、食の大切さを多世代の方々に伝えることができました。また、野菜や果物から抽出した色素で染色するティーマットのステンシル、香辛料やドライフラワーで仕上げるアロマワックス等、食空間を楽しむためのクラフト作りも行い、それらの癒し効果についても検討しました。