食物栄養ゼミAの紹介

食物栄養ゼミAでは、栄養士を目指して積極的に学ぶ姿勢を養うとともに、市場調査やグループワークなど参加型の授業形式を取り入れることで、社会に貢献できる実践力を身につけることを目標としています。
平成27年度に行なった各ゼミのテーマと内容についてご紹介します。(あいうえお順)

相川ゼミ「日本の食文化から健康を考える」

和食がユネスコ無形文化遺産に登録され、今世界中から注目されていますが、私達日本人はずっと和食を食べてきました。この和食がどのようにして形成されたか、その歴史(原始、古代、中世、近世、近代) を調べ、考え、話し合い、私達の祖先の食について思いを馳せました。また、和食の栄養バランス、食品の使い方、調理方法、季節感、味のバランス、ハレとケ等を学び、日本の食文化を再確認しました。

可野ゼミ「『食卓』からみえるもの」

現代の食卓からみえてくる文化・食行動や課題を、自身の食卓や生活を振り返りつつ、ジャーナル、書籍等を参考に議論し、興味関心のあるテーマについて調査、研究しました。昨年度は、①日本と世界の「正月」の共通点や相違点の検討、②「箸」についての調査と箸づくり体験、③「卵アレルギー」の子どもの食の調査と料理提案、④「低カロリークリスマスケーキ」の試作・評価について、個人またはグループで取り組み、成果発表を行いました。

鎌田ゼミ「献立作成について」

学生が作成した献立を自分たちで評価し、問題点を挙げ、改善方法を検討し、その方法を実行しました。ゼミの終了時の感想では「献立作成で栄養素の目標量に近づけることや、調味割合の計算が以前よりできるようになり、献立作成時に気をつけるポイントも増えました。」「このゼミを通して、献立作成に必要な知識を身につけることができただけでなく、自分で考えるという力も身についたと思います。」など、成果を実感できたようでした。

竹内ゼミ「微生物を利用した食品または遺伝子組換え食品について」

微生物を利用した食品や遺伝子組み換え食品について、調査研究を行ないました。自宅でヨーグルトや納豆を作ってレポートをまとめた人、遺伝子組み換え食品について文献を調べてまとめた人、また、竹内研究室で実際に大腸菌を使って本格的な遺伝子組み換え実験を行なった人もいました。その他、希望者を募って、醤油工場へ見学に行きました。醤油工場では、見学の合間に醤油味のソフトクリームを食べ、微生物の力を再確認しました。

塚越ゼミ「国民の健康づくりと栄養士の役割」

「国民の健康づくりと栄養士の役割」をテーマに取り上げて皆で考えました。学外活動では国立健康・栄養研究所を訪問、また本学の近くの昭和館で戦後70年の特別企画展を閲覧し、さらに、当専攻を卒業し栄養士として活躍している先輩方の体験談のDVDを視聴したり、各地元で行われている食育活動についても調べました。これらの情報・知識を踏まえ、国民健康・栄養調査結果より、栄養士として貢献できることを討議しました。

富永ゼミ「食育カフェの試み」

平成27年度は、近隣の高齢者施設を利用した食育活動を行いました。高齢者から子どもまで異世代間の食育交流を目的とした食育カフェに参加するだけでなく、どの世代でも楽しめる食育クイズや食育ゲームなどの教材の提案、和菓子作りの試作など食育カフェの企画や運営にも関わりました。現場の栄養士との交流もあり、実践的な学びの場となりました。

堀口ゼミ「五感を育むための食育媒体の開発と応用」

生きる力を育むために五感を育成し、食の大切さを伝え、食を通じた幸福感を共有することを理念として様々な媒体を作成し、社会貢献活動を行いました。親子を対象とした「食から広がる親子ふれあいサロン」では、旬の食べ物や行事に関するゲームと関連のクラフト作りを行ない、親子の心身の健康力向上に役立つ居場所作りを提供しました。今後も「食」から広がる世界を地域へ発信する実践活動により、学生の目的意識向上とキャリアデザインに活かしていきます。

松本ゼミ「麺の食文化」

麺(うどん、そば、中華麺、スパゲッティ、エスニックヌードル)の起源、その伝播の流れや利用形態、栄養と機能性、バリエーションと嗜好性などの調査研究を行いました。その成果をまとめて発表、レポート作成して「麺の食文化」についての知識を深めました。