株式会社ムーンスターへ入社

伝統ある女子大で文学を学びたいとの思いから、国文科に入学しました。在学中は数々の書籍を読み、映像や音楽などを含め多角的に日本文化を考察し、日本語力とともに物事の本質を見極める目が養われました。卒業論文は、小学生の頃より心惹かれていた童謡詩人「金子みすゞ」の研究に励み、人としての正しいあり方を学んでいきました。ゼミの先生にもよく指導していただき、ゼミの仲間との活発な意見交換は論文をより深いものにしてくれました。
現在は140年以上続く靴メーカーの営業事務として出荷手配を主に担当しています。国文科で学んだ日本語力は電話対応や文章作成時に、そして思いやりを持って誠実に対応する力はお客様と接する際に生きています。
中川西美香さん(2013年3月卒業)
国分株式会社へ入社

卒業後、食品総合商社の秘書室に勤務。昨年度からは会長兼社長の秘書を担当しています。創業300年を超える歴史ある企業ですので、新しさが求められるビジネスの中でも、積み重ねてきた伝統の良さは失わずに対応するよう心がけています。
これには、国文科で古典の授業を通して身につけた、古き良きものを大切にする精神が自然と生かされていると思います。
また、敬語や礼状の書き方などは秘書には必須の知識ですので、日本語の授業で使った教科書を会社のデスクに常備して活用しています。
迅速で正確な対応はもとより、最も大切なのは、細かな仕事をしっかりと積み重ねていくことで築ける信頼関係。人を思いやり、人とのつながりを大切にする心にも、国文科で学んできた教養や知識がつながっていると感じています。
熊谷 美里さん(国文科 2008年3月卒業)
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社へ入社

就職か編入学かの選択肢を絞らないまま、入学直後から始まる就職セミナーに参加していました。セミナーでいろいろな業種の企業から話を聞くことで業界を幅広く知ることができ、就職しようという決断と、興味のある業界への絞り込みが自然にできてきたように思います。金融業界に絞り込んでからは自己分析と業界研究を同時に進め、業界セミナーにも積極的に参加しました。
国文科では、パソコンの授業や日本語の授業に積極的に取り組んできました。専門的に学んだ知識と業種は直接の関連はありませんが、身につけたパソコンスキルや正しい日本語は、就職活動全体の中で生きていましたし、社会に出てからも役立つと思います。損保険は人々の生活を守り安心を与える業種だと思うので、お客さまから信頼していただけるような社会人になりたいです。