岡田 小夜子

Sayoko Okada

短期大学部 家政科 生活総合ビジネス専攻 教授

研究者データベース

研究テーマ

専門分野・研究テーマ
秘書学、国語学、プレゼンテーション・ビジネス文書の書き方、敬語、コミュニケーション
主な担当科目
秘書学概論、ビジネス実務総論、秘書実務、ビジネス実務演習
プロフィール
大学を卒業し、外資系の会社で秘書をして、その後転職。出版社でビジネス書の編集をするうちに、自分でもビジネスの本を書き、ついで短大でビジネス一般を教え始めて、今に至っています。 主に手紙や敬語の研究をしています。プレゼンテーションなど、現代企業で必要とされているコミュニケーションについても研究しています。 趣味は歌舞伎と旅行です。四国の金毘羅歌舞伎を見に行ったときは、好きなことが同時に味わえて幸せでした。

教員からのメッセージ

2年という短い期間ですが、皆さんの青春の貴重な時間を実りあるものにしたいと思っています。授業はもちろん、資格取得や就職活動なども積極的にサポートし、社会人となったときに『大妻に来てよかった』と思えるような学生生活を送っていただきたいと思っています。


おすすめの1作

『火車』宮部みゆき
私はミステリーが好きで、古今東西のミステリーを読んでいますが、日本のミステリーの中で私がトップ3に思っているものが本書です。発刊されたのは1993年で、宮部みゆきはこの作品で山本周五郎賞をとりました。
悪質な金融会社から借金したことにより一家離散してしまったヒロインが、名前を変えて生きるために犯罪に手をそめてしまうというストーリーで、文字通り財政的にも人生からみても「火の車」となったヒロインを描いています。秀逸なのは長い話の中なのにヒロインは登場せず、人からの伝聞だけで構成されているのに、読者はヒロインを身近に感じ、感情移入してしまうところです。このあたり、初めてこの本を読んだときは、宮部みゆきの卓抜した筆力を感じたものです。皆さんには物語の面白さを味わうとともに、カードローンの怖さもわかっていただきたいと思います。